ダンスには音楽が必要です。音楽がなければ踊ることができない。
だがしかし、ほんとうにその音楽を理解しているのか。その音とともにあるのか。音を、その音色を、その楽器の静かな律動を捉えているのか。そのリズムを、そのメロディーを、そのビートを、そのグルーブを、自分と世界のはざまで捉え、一体化し、表現できているのか。
音に合わせて、振りをおぼえて、繰り返すのがダンス、ではない。ほんとうに踊っているのか。心がともにあるのか。
先輩の後輩に対するアドバイスをそばで聞きながら、そんなことを考えていました。
「もっと自由に、もっと自由に、もっと自由に」 その曲を感じて、その曲に応じて同じ動きに変化をつける。むしろ変化させることが必然。考えて、次の場所へ、感じて、新しいmoveを。
その瞬間に生まれるものを。
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